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:2026 5月
防災グッズ、どこに収納していますか?“いざという時に使える”家づくり
こんにちは。 お客様サポートの小原です。 最近は防災への意識も高まり、グッズを準備されている方も増えてきました。 「防災グッズ、一応準備はしているけれど…」「クローゼットの奥にしまったままになっているかも…」そんなふうに感じたことはありませんか? “備えてはいるけれど、すぐに取り出せる状態ではない”という方はとても多いです。 ですが、防災で本当に大切なのは 「持っていること」ではなく「使えること」です。 そしてそのカギになるのが、実は収納の考え方です。 今回は、“いざという時にちゃんと使える”防災収納についてお伝えします。 よくある防災収納の落とし穴 まずは、多くのご家庭で見られるケースです。 ① 奥にしまい込んでいる ・押入れの奥 ・クローゼットの上段 ・普段使わない収納スペース 「使わないものだから奥へ」という考え方、実は危険です。 災害時は、「家の中が散乱している」「停電している」「焦っている」という状況が想定されます。 すぐに取り出せない場所にある時点で、使えない可能性が高くなります。 ② 家族が場所を知らない 防災グッズの場所を、「なんとなく自分だけが把握している」「家族に共有していない」 こういったケースもよくあります。自分が不在のときに使えなければ意味がありません。 ③ 管理できていない 「食品の賞味期限が切れている」「何が入っているか分からない」 「備えているつもり」になってしまっている状態です。 防災収納で一番大切な考え方 ここで、ぜひ知っていただきたいポイントがあります。防災は「収納して終わり」ではありません。 本当に大切なのは、“すぐ使える状態にしておくこと”です。そのために必要なのが、動線に合った収納です。 “使える防災収納”にするための3つのポイント ① すぐに取り出せる場所に置く おすすめは ・玄関まわり ・リビング収納 ・出入口に近い場所 「避難する動き」の中で取れる位置が理想です。 特に玄関付近は、持ち出しやすい・家族全員が分かりやすいという点でとても有効です。 ② 分散して収納する すべてを1ヶ所にまとめるのではなく、 ・非常持ち出し袋 → 玄関 ・水・食品 → パントリー ・日用品 → 洗面まわり 役割ごとに分けておくと、普段の管理もしやすくなります。また、一部が取り出せなくなってもすべて失うリスクを減らせるのもポイントです。 ③ “日常の延長”で管理する 防災を特別なものにしすぎると、続きません。 おすすめは ローリングストック ・普段使う食品を少し多めに持つ ・使った分だけ買い足す これにより、 ・賞味期限切れを防げる ・いざという時も食べ慣れている 無理なく続けられる防災になります。 間取りで考える防災収納 ここで、家づくりの視点です。 防災は「後から足す」よりも、最初から考えておく方が圧倒的に使いやすくなります。 例えば、 ・玄関収納に防災スペースを確保する ・パントリーを備蓄も想定して計画する ・リビング収納に非常用品を一部入れる “どこに何を置くか”を決めておくことが重要です。 まとめ 防災対策というと、「何を買うか」に目が向きがちですが、本当に大切なのはその先です。 “きちんと使える状態になっているかどうか” ・すぐ取り出せる ・家族が分かる ・無理なく管理できる この3つが揃って、はじめて意味のある備えになります。 これから家づくりをされる方も、すでにお住まいの方も、 ぜひ一度「どこに収納しているか?」という視点で見直してみてください。 少しの工夫で、いざという時の安心感は大きく変わります。
間取りの歴史
みなさん初めまして。 新入社員で設計担当の平林です。 新入社員といっても50歳のおじさんです。 住宅設計の仕事に携わって30年近くになります。 よろしくお願いいたします。 今回、住宅造りに欠かせない間取りの歴史について書かせていただきます。 日本の住宅は、時代を重ねるごとにその時代の生活様式に合わせ変化してきました。 現存する最古の住宅は14世紀ごろ、室町時代に建てられたものだそうです。 そこまで、さかのぼると随分掛かるので、江戸時代ごろから見ていきましょう。 江戸時代の間取り 江戸時代、家を持てるのは地主や自作農を営む農家でした。 農家がほとんどだった時代で、小作農をされてる方々は地主や自作農の家に間借りして生活していました。 地主や自作農の家は、いわゆる田の字型といわれる間取りでした。 その特徴は、玄関から土間が広がり、そこで料理をしたり農作業を行っていました。 食事は、いろり付きの茶の間でし、おじいちゃん・おばあちゃんは仏間で寝起きしました。 家の一番よい場所に座敷があり来客用に使っていたそうです。 その他の部屋で、夫婦や子供たちが寝ていました。 外の離れにトイレやお風呂、納屋や家畜小屋などがありました。 △ 江戸時代の間取りイメージ 明治・大正時代の間取り この時代は、仕事が農業から商業へ大きく変わった時代です。 都市部の生活は大きく変わり住宅を新築する人が多く応接居間や書斎などが間取りに取り入れられました。 このころ上水道も整備されていったためトイレや風呂も家の中に作られていったそうです。 しかし地方では農業が続き、古い家を修理したり増築・改築しながらゆっくり新しいものを取り入れていきました。 △ 大正時代の間取りイメージ 昭和の間取り 昭和は当初、それまでの間取りと大きく変わりませんでした。 しかし戦争で都市部の多くの住宅が消失してしまったので、掘っ立て小屋を建てたり地方の実家へ戻る人が多かったそう。 戦後、昭和30年頃からは、高度成長期を迎えます。 昭和40年代マイホームを建てる人が急増しました。 ただ、まだまだ男尊女卑の流れがあり座敷や主人の寝室は良いところに 女性が立つ台所は条件の悪いところに作られました。 また、このころから居間(リビング)と食事室兼台所(ダイニングキッチン)が間仕切り戸で仕切る形で作られるようになりました。 △ 昭和の間取りイメージ 平成の間取り 平成では家長制度がなくなり間取りも大きく変化します。 主人の部屋も2階になり女性を主にした間取りとなっていきます。 南側の明るい場所にキッチンが配置され、リビングとダイニングを一体で広く使うスタイルが主流になりました。 また仏間や床の間が不要となっていき、和室は客間や家族団らんのスペースとして、リビングと一体利用する間取りが増えました。 △ 平成の間取りイメージ これまで書いてませんが、昭和~平成にかけて建売住宅といわれるものも数多く建てられました。 住宅会社が用地買収し30坪程度ずつに土地を区画割。 いかに多くの住宅を建て利益を得られるかを考え 小さな間取りで数多くたったものです。 そこには、出来合いの住宅ゆえ生活に不便な間取りも多かったと思います。 △ 昭和の建売住宅イメージ これからの間取り 令和となった現在、SNSや動画サイトなどで、建て主が住宅や間取り、家の外観など多くの情報が 得られる環境が整いました。 今までの住宅の常識にとらわれず、建てる側が建築会社に希望する情報を提供できることで 理想の間取りができる時代です。 我々は、その実現に向け皆様に、より協力できるようこれからも頑張ってまいります。
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