4月ももうすぐ終わりとなり、気温も少し動くと暑いくらいでこれから暑さ対策をしっかりしていかなければならない季節となりました。
さて、今回は「クロス工事」についてご紹介します。クロス工事は内装工事の仕上げであり、内装の雰囲気を左右するので、とても大切な工事の一つです。
クロス工事の工程は大きく2段階の工事工程になります。事前に現場監督が仕様書と品番を確認してクロス職人さんと打ち合わせをします。
まず最初の工程パテ処理は、石膏ボードをクロスが貼れるように平滑な下地にする作業です。
石膏ボードのジョイント部分やボードを取り付ける為のビス部分にパテを塗って下処理をします。
パテが乾燥したら研磨紙等を用いて削り、段差を解消してクロスを貼れる状態にします。
パテ処理中
パテ処理が終わったらクロスを貼っていきます。
クロスの裏面に専用の機械を用いて糊付けを行い、石膏ボードにしっかり密着させます。
この時、入隅や出隅、クロスの継ぎ目の処理や巾木・家具に絡むところは特に注意しながらクロスを貼っていきます。
クロス貼り完成
最後に、建具枠・巾木などに付いているパテや糊を拭いて掃除をして終わりです。
掃除をしっかりしないと時間が経ったら建具枠や巾木に付いていた糊が乾いて浮いてきます。
また、地震などの振動で建物が揺れた後にクロスの継ぎ目に隙間があく場合がありますので、コークボンドで隙間を埋めて綺麗に処理します。
以上クロス工事の紹介でした。