仕事で建築をしているのに休日にまで建築物を見てまわるという建築オタクな自分ですので、行って良かったなと思う所を皆様に発信していけたらと思います!
今回ご紹介させてもらうのは、妹島和世さんと西沢立衛さん率いる建築家集団SANAAが設計の金沢21世紀美術館です。
金沢21世紀美術館は地上2階地下2階建て、延べ床面積27,920㎡、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の混構造で平成16年竣工された建築物です。
設計コンセプトを「明るい開放的な美術館」と定め誰もがいつでも立ち寄ることができ、様々な出会いや体験が可能となる公園のような美術館となっています。
外周部が交流ゾーン、中央が美術館ゾーンとなっていることで誰もが交流ゾーンへと立ち寄る事ができこの設計コンセプトに凄くマッチングしたゾーニングだなと感じました
中央には中庭が配置されています。
一見ただのプールのように見えますが実は中に入ることができます。
上部にガラスが入っていてその上を薄く水を流すことによってプールの中に入っているような空間が出来上がってます。まさに「建築×美術」だと個人的に感じました。
インスタ映え必死のオススメスポットなので是非行ってみてください!
※プールの見学は予約制で大人気なので一週間前の予約開始してすぐに申し込みしないと取れませんので頑張ってみて下さい。
続いて注目したのはエレベーターです。
エレベーターには大きく分けてロープ式と油圧式があります。
現在はロープ式が多く使われて油圧式は製造停止となっている商品もあります。
金沢21世紀美術館で使用されているのは油圧式でエレベーターシャフト(まわりの壁)が無く、ガラスの箱が下から押し上げられているような今まで見たことの無い意匠となっています。
その他展示品や建築も凄く見どころの多い場所となっていますので是非行ってみてはいかがでしょうか?
以上金沢21世紀美術館を紹介させてもらいましたがやっぱり良い建築を見るのは実務とはまた違った勉強となります。 この趣味がいつか皆様のお家の設計をする際にお役立できたら幸いですのでこれからも続けていきたいと思います。
最後までみていただきありがとうございました。