「耐震」と「制震」の合わせ技で住まいを守る
大地震でも倒れない耐震のしっかりした建物も、余震で震度5を超える揺れが続くと、耐力壁の強度が徐々に低下していくことが知られています。この弱点を補うのが、地震エネルギーを吸収する「制震」です。住友ゴムが開発したMIRAIEは、壁の中に制震ダンパーを設置して揺れのエネルギーを吸収し、繰り返す地震にも耐えられるようにするものです。制震ダンパーのアンカーボルトが基礎に緊結されているのはMIRAIEだけ。大地震が起きても力を吸収しながら逃すことができます。

伝統建造物にも実績のある「高減衰ゴム」を使用

MIRAIEのダンパー部に用いられるゴムは、運動エネルギーの吸収量が大きい住友ゴム独自の「高減衰ゴム」です。運動エネルギーを吸収する強さは、床に落としたゴムボールがほとんど弾まないほど。しかも鉄板と接着させる際には化学反応による強固な接着を行っており、90年間性能が保たれることが確認されています。高減衰ゴムを用いたダンパーは、高層ビルや大橋梁をはじめ、熊本城天守閣の耐震改修や東本願寺などの伝統建造物にも用いられています。この安心と信頼の制震ダンパーを住宅に転用したものが、MIRAIEなのです。
間取りプランに響かずメンテナンスも不要
少ない設置場所で高い制震効果を生むのも、MIRAIEのメリットです。戸建て住宅の場合、わずか4か所ですむため、間取りへの影響も少なくてすみます。しかも一度設置すれば90年間制震性能がほとんど変わらないため、部品交換や点検などが不要になりメンテナンス費用もかかりません。
