「ここにあと数センチの収納があれば……」「部屋の雰囲気にぴったりの棚が見つからない」 家づくりや暮らしの中で、そんな風に感じたことはありませんか?

既製品の家具にはない、その家のためだけに設計される「造作家具(オーダー家具)」
それは単なる収納スペースではなく、暮らしの質を劇的に変え、住まいの美しさを引き立てる魔法のような存在です。
今回は、実際の施工事例とともに、造作家具のメリットや計画のポイントを詳しく解説します。
目次
造作家具を選ぶ3つの大きなメリット
具体的な事例に入る前に、なぜ多くの方が「造作」を選ぶのか、その理由を整理しておきましょう。
デッドスペースをゼロにする「シンデレラフィット」
壁から壁、床から天井まで、お部屋のサイズに合わせて1mm単位で製作します。既製品ではどうしても生まれてしまう「隙間」がなくなり、掃除の手間も減ります。
空間に溶け込む「統一感」
床材や建具(ドア)と同じ素材・色味で製作できるため、インテリアに圧倒的な統一感が生まれます。家具が「置いてあるもの」ではなく「空間の一部」になります。
ライフスタイルに合わせた「機能のカスタマイズ」
「持っている家電のサイズ」「コンセントの位置」「ゴミ箱の隠し場所」など、使う人の動線に合わせて全てを自由に配置できます。

【キッチン背面収納】料理が楽しくなる「私専用」のコックピット
キッチンは、1日に何度も立ち、細かな動作を繰り返す場所。だからこそ、ミリ単位の調整が「心のゆとり」を生みます。
「隠す」と「使う」を同時に叶える: 生活感の出やすい炊飯器やケトルは、スライド棚で使う時だけ引き出し、使い終わればサッと隠して、常にモデルルームのような美しさをキープできます。
ゴミ箱の「居場所」を作る: 既製品で一番困るのがゴミ箱の置き場です。造作なら、カウンター下に専用のドックを設計。通路を塞ぐストレスから解放され、キッチンが驚くほど広く感じられるはずです。


「ここにコンセントがあれば」「この引き出しがもう少し深ければ」……そんな日々の小さなストレスが、造作家具なら一つも生まれません。
【TVボード】リビングの景色を整え、上質な時間を演出する
テレビ周りは、家族の視線が最も集まる場所。だからこそ、配線や周辺機器の「ノイズ」を消し、空間と一体化させることで、リビングの居心地は劇的に向上します。
スタイルを思いのままに: 軽やかで掃除のしやすい「フロート(浮かせ)タイプ」はもちろん、重厚感のある「据え置きタイプ」、さらには壁一面を収納や飾り棚として活用する「壁面一体型」など、お部屋の広さや雰囲気に合わせて最適なカタチを提案します。
「配線迷子」からの卒業: 造作家具の最大のメリットは、テレビ、レコーダー、ゲーム機、スピーカーなどの複雑な配線をすべて家具の内部に隠せること。壁のコンセント位置に合わせて設計するため、コードが1本も見えない、凛とした佇まいが実現します。


市販のTVボードでは、どうしても壁との間に隙間ができ、そこに埃が溜まりがちです。壁から壁へぴったりと収める造作TVボードなら、まるでお部屋の壁そのものが進化したような一体感が得られ、お掃除の負担も最小限になります。。
【ホール手洗い】ゲストを迎える「おもてなし」の空間
玄関近くや廊下に設ける「セカンド洗面」が、今の住まいではスタンダードになっています。ホール手洗いは、家族だけでなくお客様も使う場所。だからこそ、実用性だけでなく「見映え」が重要です。
空間に溶け込む「佇まい」: 既製品のような「設備感」を抑え、お部屋のインテリアの一部として設計します。カウンターの素材を廊下のフローリングや建具と合わせることで、後付け感のない、美しく整った風景を作り出します。
インテリアとしての美しさ: 帰宅して最初に目にする場所だからこそ、お気に入りのタイルや真鍮の蛇口、こだわりの照明を組み合わせて、ギャラリーのような一角に仕上げます。


「ただの設備」ではなく「インテリアの主役」にできるのがホール手洗いの醍醐味です。既製品のユニット洗面では出せない、住まいの個性を表現できる絶好のポイントになります。
【本棚】家族の歴史を刻む「壁面図書館」
本好きの方にとって、壁一面の本棚は憧れではないでしょうか。既製品の本棚で困るのが「本の重みによる棚板のたわみ」と「高さの不一致」です。
天井まで使い切る収納力: 既製品ではどうしてもデッドスペースになる「天井との隙間」をゼロにします。地震の際の転倒リスクを抑え、安全性と圧倒的な収納力を両立させます。
可動棚の柔軟性: 文庫本から大型の画集まで、背表紙の高さに合わせて棚板を調整可能。常に隙間のない、美しいディスプレイが叶います。


背の高い本棚で一番心配なのは地震です。造作本棚は建築の下地としっかり固定するため、転倒の心配がほとんどありません。「突っ張り棒」などの後付け器具を必要とせず、安全性を確保しながらスッキリとした見た目をキープできます。
【造作洗面】毎朝の気分を上げる、自分専用のドレッサー
洗面脱衣室は、最も生活感が出やすい場所。ここを造作にすることで、ホテルライクな高揚感あふれる空間へと生まれ変わります。
二人並んでも余裕の広さ: 朝のラッシュ時もストレスなく使えるよう、カウンターを広げたり、ボウルを二つ並べたり。使う人数や習慣に合わせた自由なカスタマイズが可能です。
メンテナンスと美しさの共存: 汚れやすい水回りは、お掃除のしやすさも重要です。継ぎ目のない一体型カウンターや、湿気に強い素材を厳選し、美しさが長持ちする設計をご提案します。


「毎朝、鏡の前に立つのが楽しみになる」。そんな心理的な豊かさが手に入ります。既製品のプラスチック感とは無縁の、本物の木の質感や石の風合いを取り入れた洗面台は、住まいの資産価値をも高めてくれます。
マスノホームズの「図面」と「パース」へのこだわり
私たちがお客様から「信頼できる」と言っていただける理由の一つに、徹底した可視化があります。
造作家具は完成するまで実物が見られません。そのため、マスノホームズでは詳細な「製作図面」と、完成イメージを共有するための「3Dパース」を必ず作成します。




図面で確認: 引き出しの深さ、コンセントの位置、扉の開く方向。
パースで確認: 部屋全体の明るさや、既存の壁紙との色のバランス。
「思っていたのと違う」をゼロにする。この丁寧なプロセスこそが、オーダーメイド家具における私たちの誠実さの証です。
結びに:一生ものの家具と共に暮らす
マスノホームズは、家を建てた時が完成ではありません。 10年、20年と使い込むうちに、そのご家族の暮らしに馴染み、味わいが増していくものです。
単に「箱」を作るのではなく、そこで営まれる「豊かな時間」を作りたいと考えています。
あなたの理想の暮らしを、ぜひお聞かせください。 一枚の図面から、世界にひとつだけの物語が始まります。