新築から19年。当時小さかった息子達の成長を機に改めて家を見直したKさん。キッチンの使い勝手やトイレの音漏れ、外からの視線など、暮らして知ったさまざまな“気になる”を解決しながら、さらに快適さを求めてリノベーションを決意しました。
キッチンは動線を考慮して向きを変え、対面に気軽に座れるカウンターを設置。背面は収納棚を造作し、ベルギー発の左官材「モールテックス」で仕上げ。
色味や質感に少しずつ変化をつけた遊びゴコロある空間となりました。また洗面は深い陶器のボウルに木枠の鏡、三角形のキュートなタイルと壁付の水栓でナチュラルテイストに一新。
悩みの種だったトイレは間取りから変更し、和室部分も畳をはがしてリビングと繋げることで広々空間となり、まるで違う表情に。複層ガラスでプライバシーを確保した窓は、さらに二重サッシで温熱や防音性能もアップ。床の断熱改修も加わり、これまでにない温かな冬が訪れているはずです。
【建築概要】
建築地:大阪府泉南市男里
構造:木造2階建て
敷地面積:133.19㎡(40.29坪)
延床面積:91.08㎡(27.55坪)
備考:平成15年築
玄関ホール
LDK
キッチン
洗面室
トイレ
外観
撮影|北山 勝哉 https://www.kkpo.info/
家具|marginal https://www.marginal.jp/