地熱利用熱交換型換気システム
DSDDシステムの仕組み｜地熱を利用した省エネ換気
第三種換気方式による衛生的な熱交換
換気を行う場合、冷暖房で温めたり冷やしたりした空気が逃げてしまうのが難点です。そうした熱損失を防ぐために、排気の熱を給気へと回収して熱交換を行う換気方法があります。
熱交換型の換気は給気・排気の双方に換気ファンを設ける第一種換気方式が一般的ですが、DSDDの場合は排気のみに換気ファンを設ける第三種換気方式の熱交換型。給気がダクト管を経由しないため、衛生的に熱交換を行うことができます。
まず、建物内に入る空気は給気フィルターを通って浄化され、床下の給気経路を通る間に地熱で温められます。排気の熱もエアコン室外機を利用して回収します。
地熱利用で冷暖房効率アップの省エネ効果
寒い冬も、換気によって冷たい外の空気がそのまま入ってくるのではなく、いつも新鮮な空気が温められて入ってくるのです。換気ファンはわずかな電力ですみ、地熱という自然のエネルギーを利用するエコなシステム。しかも通常のメンテナンスは給気の空気清浄フィルターのみなので、安心して使い続けることができます。
健康重視の床面排気システム｜ハウスダスト軽減効果
床上30cm汚染空気層の効率的除去
DSDDの室内排気口の位置は床面付近にあります。汚れた空気を効率よく取り除くために考えられた排気位置です。
室内でもっとも汚染されている空気層は床上30㎝以内といいます。人が動いたり排気口位置が天井付近にあったりするとハウスダストは室内に浮遊していきますが、床面排気のDSDDは空気を攪拌することなく、床に落ちていくハウスダストを取り除くことができます。
子供や睡眠時の健康環境確保
床上は睡眠の空間であり、子どもが過ごす空間。家族の健康のためにも、きれいな空気が保たれるので安心です。そのほか台所の水回りやトイレ、シューズボックスなどにも排気口を設置し、気になる臭いを軽減します。
CO2・空気汚れセンサー自動制御｜スマート換気システム
空気質に応じた自動換気量調節
DSDDには空気の汚れやCO2濃度を感知する「CO2／空気汚れセンサー」が付いています。空気の汚れに反応しながら適切な換気量になるよう自動で調節し、換気のし過ぎによる冷暖房エネルギーの無駄遣いを防ぎます。
生活臭・来客対応の自動換気
また住んでいる人には気づきにくい家の中の生活臭も、感知して取り除いてくれます。ですから急な来客にあわてることもありません。
