みなさんモールテックスってご存じですか?

聞いたことはあるけど・・良く分からない・・という方も多いのではないでしょうか。ざっくり説明いたしますと・・
モールテックスとは…
ベルギーのBEAL社が開発した左官仕上げの材料のこと。
モルタルの一種で、モルタルと比べ豊富なカラーバリエーション高い防水性能と柔軟性を持ち合わせていて、床はもちろんキッチンや洗面台などの水回りに施工できたり、クラックが起きにくいなどといったモルタル施工においての弱い部分を補ってくれる、そんな左官材料です。
そんなモルタルの良い所どりのようなモールテックスなんですが、実はとても細かい計算と複雑な工程、養生期間も長いことから時間がかかります。
今回はそんなモールテックス施工についてです。
目次
算出
さぁ、塗るぞ!!
・・・とその前に
主材、混和液、顔料の必要量を算出します。
モールテックスを施工するにあたって必要量の算出は以下の通りです。
施工する箇所1㎡につき主材が2㎏必要
混和液の必要量が主材1㎏につき200ml+3%
つまり1ℓ=1030g
今回使用する顔料は主材1kgにつき11g必要
今回施工する面積は5㎡なので
主材:10㎏ 混和液:2.06kg 顔料:110g必要
という計算になります。
計量
ややこしい算出が終えたら計量していきます。
※モールテックスは硬化が早いので2回に分けています。
混和液であるビールクリル2




顔料


1gの誤差も無いようしっかりと計量したら下準備は完了です。
練り上げ
計量し終えたら練り上げていきます。
顔料と混和液を混ぜています。


しっかり混ぜ終えたら、今度は主材とだまにならないよう少しずつ混ぜていきます。


完成です!
施工
練り上げたら急いで塗りつけます。モールテックスは硬化が早いです!
練り上げてから20~30分が勝負なのです!


ある程度全体に塗りつけています。


塗り終えたら整えていきます。


塗り終えたら48時間以上の養生期間を設け、研磨していきます。


研磨し終えたらしっかりと水拭きを行い、仕上げに保護剤を塗ったら~


完成です!


カッコよく仕上がっていますよね!!
モールテックスの事例はこちら




最後に
モールテックス施工の一部始終いかがだったでしょうか?
モルタルと似ているようで、こんなにも工程が違うんです!
施工がものすごく大変な分、モルタルよりも柔軟性や強度、防水性、施工性などあらゆる面で優れているんです。
そんなモールテックスなんですが、実は施工するには講習会に参加し、認定をもらわないと施工できない決まりになっています。
ですが!
マスノホームズはきちんと講習を受け、モールテックスを取り扱えますのでご安心を。
モールテックスは床だけでなく壁や水回りなど
様々な場所に施工できる面白い材料です。
モールテックスで『自分らしさ』見つけてみませんか?