睡眠時間も含めると、私たちはじつに多くの時間を住まいで過ごすことになります。それだけに快適であることはもちろん、健康によい環境でありたいものです。
「全館暖房の家」は、いつも暖かく温度差のストレスがなく、きれいな空気の中にいられる、そんな住まいです。考え抜かれた設計と確かな施工技術による「長く健康に暮らせる家づくり」で、大切な家族の健康を支え続けます。
お風呂が吹き抜けなのは理由がある
「全館暖房の家」の浴室には天井がありません。開放感たっぷりの吹き抜けのお風呂です。
吹き抜け天井のお風呂だと、立ち上る湯気で家の中が湿気るのでは――?と思われるかもしれませんが、そんな心配はいりません。
脱衣室にエアコンを設置し、浴室と脱衣室とを繋げることで、浴室内の温度差を小さくし湯気の出にくい環境をつくります。
冬でも浴室の壁が冷たくならないため、結露も防いでくれます。また空気の流れを考えた換気システムが整っていることも、重要なポイントです。
浴室の暖かい空気は、吹き抜けを通って家の中全体に。リビングも吹き抜けにし、その配置を的確なものにすることで、自然な空気の流れが生まれます。家中の温度と湿度が一定に保たれ、浴室もすぐに乾いた状態に。さらに、家中の壁面の内側に防湿フイルムを施工し、壁の中に水蒸気が入らないようにします。
壁の中もカビや結露の心配がなく、家全体が優しく暖められる――その仕組みの中心となるのが脱衣室のエアコンなので、冬にヒートショックを起こしやすいとされるお風呂場が、家中でいちばん暖かい場所になるのです。
計画換気でいつもきれいな空気を
「全館暖房の家」の自然な空気の流れを支えているのは、業界トップレベルの高断熱高気密な施工、そして高効率かつ低燃費な24時間換気システムです。
フィルターを通ったきれいな空気が家中をうまく循環するよう、最適な場所に給気口・排気口を設けて換気をコントロールするため、壁に必要以外の穴は開けません。ですから基本的にはキッチンの換気扇も必要がなくなります。
換気扇なしでも料理の匂い残りがないのは、驚きです。気密・断熱を損なわないように、バルコニーも設けないのが原則です。洗濯ものは室内干しに。室内でもふかふかに乾くため、天候はもちろん花粉や埃などを気にする必要もなくなります。
光熱費を抑えメンテナンスもラクに続けられる
「全館暖房の家」の暖房器具は、脱衣室に設置する1台だけ。しかも6畳用のエアコンです。「全館暖房の家」の考えに基づいた間取りであれば、この1台で家中を暖めるため、手軽で光熱費も抑えることができ、設備機器の交換が必要な時期になっても大がかりな工事や費用がいりません。
また使用している24時間換気システムは、家の中に空気を取り込む際に地中熱を利用して温めるため、給気によって冷たい空気が直接室内に入ってくることがなく、熱のロスを防ぎます。
また、換気扇の掃除やカビ掃除からも解放され、メンテナンスの手間がかからず、光熱費も抑えられる。だからこそ「全館暖房の家」ではストレスのない快適な暮らしを続けながら、無理なく家族の健康を守ることができるのです。