自然素材の家のメリット・デメリットを解悦!後悔しない家づくり
家づくりで私たちが重要視するべきことは何でしょうか?
耐震性や快適性、安全性はもちろん大切ですが、それに加えて近年では特に家族の健康面を考慮した自然素材の家が注目を浴びています。
最近では家づくりがどんどん進化し高気密・高断熱住宅が流行となっていますが、この流れが進むあまり建物の材料から発生する化学物質によって空気が汚染され、健康被害が見られるようになりました。
この対策として、自然素材の家が話題となっています。
そこで今回は、この自然素材の家の大きな3つのメリットについてご紹介します。
◯メリット1.住み心地の良さ
森林浴をされたことのある方ならご存知かもしれませんが、自然素材の、特に無垢材が持つ癒し効果は科学的にも実証されています。
無垢材が持つ木の香りには、フィトンチッドという成分が含まれており、癒しや安らぎを与え、自律神経を安定させる作用があります。
これによって睡眠の質が高まり、家の中での集中力が高まることで作業がはかどるといった副次的な効果も得られます。
◯メリット2.優れた機能性
自然素材の家は、その素材の性質から湿度を調整したり、健康面に被害を及ぼす化学物質や二酸化炭素などを吸着し分解してくれる作用があります。
そのため、夏場の蒸し暑さや冬の乾燥した寒さが軽減されたり、より鮮度の高い空気で満たされた空間が得られます。
また、熱しにくく冷めにくい性質を持っています。これは四季の変化が大きい日本に適した素材といえます。
そして、自然素材の塗り壁は消臭作用も持っているため、エアコンや空気清浄機に依存しない省エネルギーでの暮らしが実現できます。
◯メリット3.安心・安全な素材であること
意外かもしれませんが、木材は鉄やコンクリートと比べて質量当たりの強度が最も高く、安全な素材として知られています。
特に従来の家で見られるような合板材は湿気や紫外線に弱くすぐ劣化してしまいますが、無垢材は材料となった状態でも生きており、湿気や紫外線への耐性も合板材に比べて優れています。
また、合板材に必要な接着のりを必要としないため、有害な化学物質の発生が抑えられる分、健康面でも安心です。
◯最後に
今回は自然素材の家のメリットを従来の家と比較して解説いたしました。
自然素材は、1つ1つ丁寧に施工を進めていくために、時間がかかること、価格が少し高くなってしまうことがデメリットとして考えられます。
しかし、省エネ性能をはじめ優れた機能面やデザイン性があり、なにより快適性や健康面でのメリットを考えると、これから長い時間を共有していく住宅としては、自然素材の家はそのコスト以上の価値を提供してくれるのではないでしょうか。